日本で一番高い山の頂に立つ
この研修では、日本最高峰の山である富士山の頂を目指します。富士山は、観光として登れる山のイメージもありますが、登頂率は決して高くありません。標高が高い地点では酸素濃度が薄く、程度の差はありますが、すべての人に高度障害の影響が出ます。つまり、富士山登山は “ 過酷 “ だと言えます。
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そんな過酷さに負けずに確実に山頂へと進み続ける。このことによって、自身の心と体を冷静に見つめる力や、一歩一歩確実に進むタフさを高めることができます。これらの力は、仕事をする上でも極めて大切な力です。富士登山を通して、仕事に生きる力を高めることができます。
また、この研修はチーム力を高めることにも大きな効果を発揮します。仲間と声を掛け合ったり、励まし合ったりする機会が何度もあります。時には、待つことや合わせることも求められます。しかし、仲間と歩調を合わせることの大切さこそ、この研修で学べる点の一つです。息を合わせるからこそ大きな目標に向かって進んで行ける。これは仕事にも共通することです。
過酷さを強調しましたが、富士登山でしか得られない感動も、もちろんあります。進む足元は、岩ばかりで単調かもしれません。しかし、顔をあげてみてください。そこには、富士山からしか見ることのできない壮大な風景が広がっています。圧倒的風景に自分の力で辿り着く。その結果は、大きな達成感と自信に繋がります。また、これらの感動の共有は仲間との絆を深めるきっかけにもなります。
宇宙に少しずつ近づいているからか、空の青さは深くなっていきます。地上で見上げる雲は遥か下に雲海となって広がり、夜には、街の明かりが幻想的に煌めきます。これらの風景の美しさは登ったからこそ得られるものです。
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一歩一歩少しずつでも進むことの大切さや、仲間と息を合わせることの大切さ、そして、自分の力で物事を達成した時に得られる感動を富士山は教えてくれます。