船も会社も同じ
ゴムボートによる川下りと、仕事の在り方は似ています。時代とは大きな流れの様なものであり、私たちの人生も、会社としての事業も、この大きな流れの中にあります。ただ、その流れに委ねるばかりでは、急流で流され、何もしなければ岩に激突し、転覆するかもしれません。
また、流れが止まるような場所では、自ら漕がなければ前へ進めません。岩を避けるために曲がったり、止まった流れの中でも前に進んだりするためには、一人ひとりが一生懸命に漕ぎ続けなければなりません。では個々がただ全力で漕げば良いのかというと、それでは行くべき方向へ進まないかもしれません。チームの協力と意思疎通によって初めて船は正しい方向へと進むことができます。
ゴムボートによる川下りは、個々の努力の大切さとチームワークの重要性について学ぶ絶好の機会です。
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この研修では、4名程度のチームを組みます。インストラクターは同乗せず、緊急時に備えて、一人乗り艇で随行します。
ラフティングなどと比べ、ずっと穏やかな流れの中を進みますが、所々にはちょっとした難所が現れます。チームのみんなで声を掛け合ってボートを上手くコントロールする必要があります。しっかりとコミュニケーションを取ることで、この経験は単なるレジャーで終わるのではなく、チームワークを身につけるための機会となります。
随行するインストラクターが安全管理を行い、危険箇所を回避できる様、声を掛けますが、船の準備から乗船、片付けに至る一連の流れは、各チームで実施します。個々の頑張り、リーダーの的確な指示、そして、良いチームワークが必要です。
まず現地に到着したら、班ごとに準備を進め、パドルの漕ぎ方、万が一の転落時における安全な流され方、チームでの救助方法、ルート上の危険箇所や注意点などのレクチャーを行います。
その後、班ごとに乗艇し、川下りを始めます。スタート早々に少し早い流れの瀬が現れます。未経験の方にとってはこれだけでもスリリング!
その後、緩やかな流れの箇所が出てきたり、再び早い流れが出てきたりなど、次々に変化していく流れを仲間と共に突破していきます。
短い川旅ですが、美しい景色も眺めつつ、仲間と充実した時間を過ごすことができます。
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この研修のように、野外活動の中で普段の業務とは違ったチームワークを体験することは、日々の業務にも確実に良い影響を与えます。また、私たちのの研修では非認知能力を高めることもできます。非認知能力とは明確に数値化したり言語化したりすることのできない、人として社会生活を営む上で欠かせない能力を指します。例えば協調性や忍耐力、その瞬間瞬間を楽しみながら乗り越える力などのことです。この多摩川 川下り研修はこれらも高めることができるプログラムです。
単に " 楽しかった " だけではなく、チームの結束力と個人個人の力を高める一日となります。私たちの研修は、受動的に学ぶのではなく、能動的に " 感じて、学ぶ "研修です。このプログラムにご参加いただくことでチーム力は大きく向上し、仲間としての絆はさらに深まるでしょう。