2泊3日歩き通せば
北アルプスの女王と呼ばれる、美しくも気高い山 “ 燕岳 “ 。北アルプスにありながら、比較的初心者向けとされる山ですが、この研修ではより自然が色濃く残るルートを辿ります。何度も沢を渡り、深い森の尾根を登ります。気持ちがへこたれる瞬間もあるでしょう。しかし、天然記念物の雷鳥などの生き物が時折姿を現してくれたり、稜線に上がってからは北アルプスの圧倒的な大絶景を楽しめたり、苦労の先にある大きな感動が待っています。辿り着いた山頂での達成感、山小屋で味わうコーヒーとケーキ、手の届きそうなほど近くに見える星空。人生観を変えるほどの体験がそこにはあります。
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初日は現地近くの宿泊地にて事前学習を行います。安全確保を行う方法を練習したり、GPSアプリの準備をしたり、歩き方のコツや装備の使い方などを学習したりします。入念に事前学習を行うのは、翌日チームごとに山頂を目指すからです。少人数のチームになり、お互いの安全確保をし、地図を見て、お互いの体調を気遣いながら、山頂を目指します。
もちろん安全性が担保できるからこそ、このような方法を取ります。インストラクターはすぐに駆けつけられる範囲で同行しており、無線機を使って各班とも連絡が取れるようにしています。また、万が一ルートを外れてしまった場合にも、GPS発信機を使って、すぐに発見できるシステムを整えています。
では、なぜわざわざそのような方法で研修を行うのか。それは参加者一人ひとりの”本気”を引き出すためです。インストラクターが常に近くにいてはどうしても”連れていってもらう”感が出てしまいます。あえて“簡単じゃない”状況でチーム登山を行なってもらう。そのことにこそ、仕事に繋がる学びがあります。
仕事においてぶつかる困難も、困難であればこそ本気になれるのではないでしょうか。本気は人を成長させます。本気の体験を経て、個として、チームとして、確実に一歩強くなることができます。仲間と共に困難を乗り越え、その先の達成感を味わう体験は、日々の業務の中でも必ず生かされます。だからこそ、“簡単じゃない”状況でチーム登山を行ないます。
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本気で山頂目指して仲間と歩く。その先には最高の景 色と達成感が待っています。サポート体制は万全。講師がしっかりと見守ります。さあ、あとは歩き出すだけ。